2014年1月2日木曜日

日本の財政と針路

◆財政難の現状
世界では日本は財政破綻するかではなく、
いつ財政破綻するかが議論されているらしい。
日本は毎年約45兆円を借金することによって財政を支えている。

もし財政破綻ともなれば、IMF危機時代の韓国のように、
大企業でもリストラが溢れ、預金は封鎖され、
海外移住を多くの国民が余儀なくされるなどの事態が起こりかねない。

このような事態を回避するために、
また、2030年以降の日本を輝く国とするためにも、
日本の財政問題を考える必要がある。

◆国際情勢
アメリカでは厭戦ムードが高まっているという。
なぜか。国民がアメリカの財政状況を認識し、
戦争に対して消極的になっているからだ。

日本はどうか?
このところ東アジア情勢が緊迫している。
そして日本の財政状況は世界でも抜群に悪い。

人口動態から見て、2030年までは中国の人口が増える。
逆にそれ以降は急速に高齢化が進むと予想されている。
日本の東アジア外交は、
難しい舵取りを今後20年ほど続けていく必要がありそうだ。
逆に2030年まで粘ってアジア関係を安定化させ、
財政再建を進め、環境や医療分野で世界に活かせる産業を創ればチャンスがある。

◆どうやって財政再建するか
じゃあどうするか。
日本の支出で多いのは以下の三つ。
①借金の返済
②医療年金介護
③地方援助

このうち①は手のつけようがない。
だから財政を切り詰める観点からは、
医療分野や地方援助費(地方交付税交付金)にメスを入れるしかないと思う。
批判はあるだろう。
しかしながら、財政破綻して全国民が預金封鎖とかよりましではないか。
そして2030年以降に向かって準備をするという意味ではやるしかないのではないか。

◆具体的な施策は?
まだヒアリングとかしてないので机上のアイディアの部分もあると思うが、
いま考えていることが3つかある。
①医療
⇒申し訳ないがお医者さんの診療価格は今より下げさせてもらう。
 現状は患者さん一人治療する時にもらえるのは約1万円(患者負担3000円+公費負担7000円)
 ここをたとえば一人あたり5000円にしてもらう。
 加えて診療費の部分的自由化や地方間での公定価格の差を設けることを検討する。
②年金
⇒現状で年金基金の投資先は国債中心。
 アメリカやスウェーデンはベンチャー(中でもプライベートエクイティ)にも投資しているが、日本ではやってない。
 短期的には損が出るリスクをとっても長期的には確実に収益があがる運用に変える。
 また民間で実績を出したファンドマネージャーの方に国の運用をお願いするなどを検討する。
③地方で中心市街地への移住をお願いする
⇒過疎が進行している地域では徐々に最寄の都心部へ移住してもらう。
 アメリカではこういうところもあるそうで、
 これによりインフラ費や医療費を節約することができる。
 批判も多い施策だとは思うが日本の財政状況を見て、日本全体として何を残し、
 何を我慢するかをみなで決めていく必要があるはずだ。

◆日本の希望
上に加えて消費税の増税とかもやり、
国際関係もなんとか安定させてディフェンスに徹する。
その上で、日本の武器となりうるのが、
環境と厚生労働分野だと思う。

気候変動や大気汚染に率先して取り組み、
アジアやアフリカの持続的な成長を支える。

これから急速に進展するアジアの高齢化に先駆けて
日本の制度や医療介護産業を育て、
そのノウハウを海外に輸出する。

日本が課題を解決すれば、
それが世界の新たなモデルとなり、
ビジネスにもなる。

ワクワクしない、わけがない!

2014年1月1日水曜日

どうやったらグローバル人材になれるか?

 最近世界で仕事ができるようになるためには何が必要かと想い本を読んできた。簡単にそのまとめをやりつつ、これから自分がやろうと思っていることを整理したい。

◆習慣
 ①体力をつける。⇒ランニングや筋トレを毎日する。
 ②古典を読む。⇒君は世界を迎え撃つ準備ができているか?などのブックリストを参考にする。
 ③ニュースの確認。⇒New York Times、BBC、アルジャジーラ、中央日報、日経をWEBで毎日チェックする。

◆コミュ力
 ①英語⇒外国人の友人と関わることで実践で磨く。中国語や韓国語の勉強を始める。
 ②リーダーシップ⇒外国人とグループでやる経験、NPOとかで活動する経験を積む
 ③歴史⇒靖国神社参拝、領土問題、従軍慰安婦などの歴史問題についてアジアの友人との議論を通して自分の考えを磨く。

◆スキル
 ①一般的なビジネススキル⇒働き出して身に着けるか、アタッカーズビジネススクールに通って前倒しで勉強する。
 ②自分の武器⇒政策についてテーマを決めて集中的に勉強する。今年は移民政策を勉強する。そして経済を勉強して長期的には費用便益分析ができるようになる。

◆捕捉:自分なりに考える歴史問題の論じ方
 ここでは僕がアジア人の友人達と議論して比較的受け入れられた見解を掲載しておきます。この問題で大切なのはバランスのとれた自分の見解を持つことだと思います。以下の意見が少しでも参考になれば幸いです。
 ①靖国神社参拝⇒自国を守るために命を捧げた兵士には祈りを捧げるべき。ただしA級戦犯に祈りを捧げるべきではない。首相は千鳥ヶ淵に参拝すべきではないか。
 ②従軍慰安婦問題⇒従軍慰安婦の方がどのような体験をされたかに重きを置いて考え、彼女たちが存命中に何ができるかを考えるべき問題。狭義の強制性はこれとくらべると小さな議論だと思う。ただ、募集を行ったのは日本軍の要請を受けた業者が主体であり、一般の日本兵ではなかったと理解している。
 ③領土問題⇒国際法で見た時、重要なのは実効支配をいち早く確立した国はどちらかということ。このことを考えると日本の立場の方が有利なのではないか。しかし、国際法が近年発展したものにすぎないという批判については同意する。

◆政策としての国際結婚の支援
 移民政策として最近考えていることを軽くまとめておきます。また日を改めて加筆したいと思います。
 ①交際を通して語学力や国際感覚を自然と高めることができる。
 ②日本人が海外に進出した場合、日本に外資を呼び込む際の窓口となれる。
 ③配偶者が日本に来日した場合、高度人材の呼び込みに繋がる場合がある。

◆参考
「採用基準」
「稼ぐ力」
「君は世界を迎え撃つ準備ができているか?」