2021年7月8日木曜日

Columbia Climate School

 入省して6年半。再び留学することになった。留学先は紆余曲折の末、コロンビア大学、クライメートスクール。

 もう一度公共政策大学院にいくこと、MBA、ロースクール、コンピューターサイエンスなど、色々な選択肢を検討したけど、自分が好きな街で、色々とご縁のあったこのプログラムに決めた。

 クライメートスクールは、今年からできた気候変動に特化したプログラムで、地球全体の気候データを分析する気候学を軸としつつ、学生の関心に応じて、気候変動に関するビジネス、政策、法律、アートといった、コロンビア大学が提供する授業を自由にとれる一年制のプログラム。
 クラスメートは約100名だけど、ほぼ欧米の出身者で、日本人は自分1人と、アジア系ではアメリカ系中国人のもう1人くらい。自分は、アジア地域の脱炭素化を推進したいというエッセイで入学した。

 気候変動はコロナ等の感染症や、経済システム、ライフスタイルにも関わる問題で、解決には国を超えた連携が不可欠。ただし、条約交渉には意思決定メカニズムの問題もあって時間がかかるし、どうしても歩みが遅くなってしまう。高い目標を掲げるのは良いけれど、その実行が課題といった問題もある。

 自分が今関心を持っているのは以下の3つ。ニューヨークで新しい道を切り拓きたい。

  • ボーダレスリモートを当たり前の働き方にすること。
  • アジア地域の排出権市場を構築すること。
  • 個人の想いを可視化して政策の議論を変えるプラットフォームを構築すること。