2015年7月12日日曜日

入省三カ月の雑感

働き出して3カ月。
正直なところ4月がかなり昔に感じる。

■一年目にとって大切なこと
・仕事仲間を思いやる力
⇒とりあえず膨大なメールを適切な部署に転送して、締切までにそれを刈り取るのが一年目の仕事。その時にメールの転送マシンとならずに付加価値をつけるには、どれだけ仲間の立場にたって調べてから仕事をお願いしたり、伝え方を変えたりできるかにかかっていると思う。

・細かいところまで突き詰める力
⇒付加価値をつけるところにも関わってくるけど、細かいところまで突き詰める力もかなり重要だと感じる。特に、先輩やボスから決裁をもらう時に色々と質問されてアウアウとならないように、過去の事例を調べたり発注先の意図を調べたりしていくことは重要。あとは、ミスがないか目を光らせて完璧なものを創り上げるという姿勢も結構大事だと思う。

・手際の良さ、整理整頓の力、体力
⇒各委員会が週二日くらい開催されるので、特に総務課、企画課、忙しい原課に配属された場合は週二日ぐらいはタクシー帰りがあると思っていていい。たしかに睡眠時間は削られるけどなれるもの。手際よく仕事をしていけば、平日はそれほど遅くない時間に帰ったり、土日はゆっくり自分の時間をもってバランスをとることができる。

■五週間研修の雑感
・地方自治体と省での仕事の違い
⇒省での仕事は基本的に机に座って一日中メールを転送したり、電話をしたり、たまに他部署まで自分が出向いて案件を説明したりと省から出て仕事をすることはない。それに対して、地方自治体の場合は外に出て仕事をすることも多いし、市民の方の顔をみながら仕事をすることも多いと感じた。

・法律と執行の間隔
⇒省よりも地方自治体の方が訴訟リスクが身近で、法の適用と不適用を決める時に緊張感をもって取り組んでいることが多いと感じた。特に、社会保障関連制度の運用についてはいろいろと課題も多いと感じた。地方自治体で働く法曹がもっと増えると良いのではないかとも思った。地方財政については地方自治体に財源を移譲した方が財政規律を維持しやすいのではないかとも感じた。

・英会話、企業、政策の議論
⇒普段の業務ではあまり使っていなかったが研修で久々に英語を使う機会があった。多少ブロークンな英語+自分ならではの視点を活かした質問ができると良いと感じた。海外の外交官相手にもガンガン質問する若手が増えると良いと思う。企業に訪問して最新のテクノロジーについてや経営者の方の志について伺うのは楽しいと感じた。バイオマス発電の普及など、今の仕事で自分ができることをもっと勉強して実践していきたいと思う。大学院でやった政策の議論なども、研修でチームを組んで発表の準備をする際には役立つと感じた。公共政策大学院の良さは、いろいろな政策へのアンテナを広げることができることだと思う。今後、自分の政策分野を深めながらも、他の政策分野への関心は持ち続けていきたい。また、専門性を高めるための勉強を続けていきたい。

※バイオマス発電とゴミ収集の仕組み
日本のエネルギー政策をどうするか、再生可能エネルギーをいかに普及させていくかは、少子高齢化への対応や安全保障などに加えて、日本の重要な課題の一つだと思う。今の日本ではゴミ収集の仕組み(ゴミの分別方法など)が地方自治体によって異なっているけれど、これが日本全国で統一されれば今以上にバイオマス発電やリサイクルビジネスを発展させていくことができるのではないか。ゴミ焼却場の性能が自治体ごとに異なっていることが現状の要因の一つとも。最近食品廃棄物の処理が大きな問題になっているけど、食品廃棄物を活用したバイオマス発電の事業としてのポテンシャルも考えていきたい。

※社会保障の雑感
自分は門外漢だけど厚労省の同期に期待したいこと⇒年金基金でベンチャー投資を始めたように、医療保険でも(よりディフェンシブな運用となっても)運用を開始して国庫負担を減らしていくべきではないか。生活保護についても空き家を地方政府が比較的安価に借りて、そこにホームレスの方に一時的に入居してもらうようにすることで生活保護にかかる費用を削減させることができるのではないか。

※参考:国会待機について
http://ksi-lucky.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html

2014年12月25日木曜日

バンコク、ニューデリー

 バンコクとニューデリーに行ってきた。短期間に二つの都市を見たことで国の発展の度合いがどうして異なるのかに関心をもった。バンコクでは街に活気があり、高層ビルなども立ち並んでいる。しかしニューデリーは街中がスラムといった趣である。早朝のニューデリーを歩けばお祈りの歌が聞こえる。ところどこでたき火をしている人がいる。インドの朝は暗い。

 延々と歩いてナヤーム川に向かう。毛布にくるまってぴくりとも動かない老婆。白い牛が大きな荷物を引いて道路を渡る。基本的に信号はなくバイクの切れ目を見て全力疾走で道路を渡る。オートリキシャ―の運転手がひっきりなしに勧誘してくる。地図をみたら勧誘される可能性が高まる。とにかく歩くのにもエネルギーが必要。カフェはない。唯一あるのはコンノートプレイスのスタバくらいである。ただ、朝もやに包まれた川の景色は壮大で、鳥が無数に宙を舞っている。
 
 ナヤーム川の周辺にはビニールシートで屋根をつくったような小屋が散在している。小さな集落のようだ。そこから自転車を担いだ子供たちが登ってくる。制服を着ており、学校にいくようだ。

 インドは技術や資本集約型の産業に政策資金を集中させたようで、初等教育にはあまり資金を投資してこなかったとのこと。ここが中国との政策路線の違いとのことである。インドは中国以上に格差が激しいと感じた。一部の人は英語とIT技術を使いこなしスタバなどでも働いているが、道端で物乞いをしている人も多い。

 また、民族間の対立も深刻なようであった。自分の滞在中もテロ事件がおきたらしく、空港に入るには兵士に航空券を見せる必要があった。出発の三時間前まで空港に入れない。空港の周辺には簡単なカフェが二軒ある程度。もうすこし空港周辺の商業施設を充実させれば外貨を稼げるのではないかと思った。

 北京に行ったときは、日本ともうあまり変わらないと感じた。しかし、ニューデリーに行ったときは、まだまだインドには発展の余地があると感じた。インドは日本にとって、安全保障上重要な国でもある。ただ、インドが大きな役割を果たせるようになるまでは、もう少し時間が必要なのではないかと感じた。インドは日本と同じく資源輸入国である。再生可能エネルギー分野での協力は、日本とインドにとってwin-winの分野なのではないだろうか。

2014年12月12日金曜日

都市政策のメモ書き

仮に道州制が実施されたとした場合の、九州道の政策をざっと書いておきたい。

※教育
①英語&中国語or韓国語は高校までにやらせる
②歴史問題について、当事者双方の見解を学ばせる
③国際交流の経験をできるだけ多くの学生に
④働く経験を高校までに一度は積ませる
⑤武道や芸術など、学問以外の活動もバランスよく
⑥ディベートを重視する。英語でもやる。海外の学生とやる。
⑦作曲、映画、プログラミングとかを重視

※経済
①中国や韓国とのFTAを他地域に先駆けて結ぶ
②農業移民を受け入れる
③医師、弁護士、会計士などの資格をアジアに開放
④第二外国語を英語にする
⑤国際結婚を奨励する。
⑥アジア諸国へのLCCを優遇する。
⑦新幹線より安くアジア諸国にいけるようにする。
⑧アジアスーパーグリッドの実現を目指す。

※都市
①第二の香港を目指して九大跡地あたりを再開発する
②空港を拡充する
③医療を国際化する
④同性愛も含めてダイバーシティを認めクリエイティブシティを目指す
⑤職住一致を徹底する。Wifiは開放する。
⑥福岡を始め、中核都市に人口が集積するのは有りとする。
⑦過疎地は買い取ってソーラー発電や大規模農業を行い有効活用する。
⑧24時間の市営地下鉄を整備する。環状線をつくる。
⑨クラブの24時間営業は認める。
⑩ソーラーパネル設置義務付けなど、エネルギーの自給自足を実現する。

※福岡市
・糸島でサーフィンができたりするのは良いと思った。
・サーフィンのある生活で都心や空港からも近いというのは東京では実現しにくい魅力だと思う。
・現状は車でいくのが主流だけどもっと鉄道でいけてもよいのではないか。
・糸島の近くはリゾートスタイルのレストランとかも増えていて良いと思った。
・ただ、海に泡が浮いてたりするのが残念。もっと排水規制を強化した方が良いのではないか。
・あと、近くに九大があるのに海で遊んでいる外国人が少なかった。もっと国際化して良いと思う。
・逆に西新が元気なくなってるんじゃないか。西新にもしっかりした書店があるべきだと思う。
・金曜夜のマリノアとかもガランとしていて映画のロケとかできそうな雰囲気だった。

2014年11月26日水曜日

自分のNo1をつくること

 省庁の内定式から三カ月ほど、ベンチャー、レストラン、NPOのバイトやインターンに明け暮れていた。やる中で思ったことをまとめておきたい。
 
 ベンチャーでは社長のマネジメントが上手いと思った。マネジメントとは、人の得意分野をみつけて、その分野の仕事をその人に任せていくことだと思う。自分がよく任されたのは、文章を書くことと、リサーチに関することだった。この他に、ビラ配りとか、自分の友達を社長に紹介するとかもやっていた。マーケティングとか営業とかは面白いんじゃないかと思う。ただ、ビラ配りに関しては証券会社出身の後輩が圧倒的に上手かった。
 あとは、法律に関しては社長を除いては、スタッフ中自分が一番詳しかったので、自分が業務を請け負うことが多かった。ここで思ったのは、比較優位の大切さだ。法律の能力で言えば、司法試験に合格した人の方が自分より高いと思う。しかしながら、ベンチャーでは社長以外に司法試験合格者がいなかったので、自分の法律力が活きた。どこで自分の力を活かすかという視点も大切だと思った。
 ビジネスの場合、お金を稼ぐのは必須で、社会的意義は後からついてくるという場合もあると思う。ただ、社会的意義を意識してやるビジネスが結果として成功していくのではないかと思った。

 自分がバイトをしたレストランは割と大きなところで、バーカウンターも併設されており、自分はバーでビール、ワイン、時に簡単なカクテルをつくって出すという仕事をしていた。このバーカウンターには常連のお客さんが来たり、画家のおばあさんが来たり、時には外国人のお客さんが来ることもあった。レストランの中で英語に抵抗がない日本人は少なかったので、外国人のお客さんは自分が担当することが多かった。お客さんと話すのは面白いと思った。特に面白かったのは、飲食店のリサーチで来た外国人のお客さんと話したこと。お水をサービスで出してあげたところ、割と喜ばれたことにささやかな達成感を感じた。
 レストランの仕事はチームワークが大事だと思った。同僚との雑談とかも大事だし、早く仕事を覚えて不言実行できるようになることも大切だと思った。また、仕事の任せ方にもそれぞれスタイルがあると思った。職人肌の先輩は細かいとこまで注意してくるけれど、その分、その人の動きから仕事を盗んで参考にできるところは大きいと思った。親分肌の先輩は新人といえどもとりあえず任せてくれるので、失敗などしながらも仕事を覚えやすかった。その先輩が他部門の動きにも口を出してレストラン全体の経営状況を改善しようとしていたところは流石だと思った。
 レストランでは大学生とか若いメンバーが多かったけれど、皆、自分のお店という意識を持って働けているところが良いと思った。仕事の一部がマニュアル化されているところに、工業っぽいと感じるところもあったが、バイトでも自分のお店と思って働けるような仕組みを創るのは大事だと思う。

 NPOでは、選挙も近いということで、政策評価のサポートや、政策に関する議論のテープおこしなどをやらせてもらっている。政策に関する話は自分の関心分野でもあるので、簡単なリサーチとか、コピーとりとかでも、そこにある情報を読んだりして楽しく仕事ができると感じている。NPOの凄いところは、無料で人が働いていることだ。楽しくて、スキルもついていく仕事なら無料でも人は働くということを改めて感じた。ただ、NPOの場合は人は多いけれども、メンバー間のコミュニケーションがベンチャーやレストランと比較して弱いこと、締切がゆるいことが特徴だと思った。ただ、締切がゆるい分、クオリティーに拘って一つ一つの仕事を仕上げていけるとこは、勉強になる。また、リーダーとしては、常に前向きで、弱音を吐かないことが大切だということも学んだ。あとは、どれだけ行動をおこせるかということが大切だと改めて思うようになった。

 バイトやインターンに明け暮れていた分、アジアに関する活動をやれているのかと改めて考えるようにもなった。最近読んだ本では、色々と仕事を経験しつつも、自分のNo1となる分野を確立していくことが大切だということだ。自分の世界一の分野をもっていれば、世界中のどんなチームと組んでも、自分の強みを活かせるということだろう。政策のうち、どこで自分のNo1をつくっていくべきか。どうせなら、世界一の分野をつくりたい。

2014年9月7日日曜日

官庁訪問 政策討議課題対策

■政策討議課題において大切なポイントは三つ
・①メンバーの意見を拾いながら議論を盛り上げてまとめる。
・②レジュメが読みやすい。
・③筋が通った政策提案ができる。(その提案に独自性があれば尚良い)

・①については、他のメンバーの議論を批判するより良いとこをみつけて上手くまとめるのが基本姿勢だと思います。
・②については、工夫してない人が多いので、例えば紙の上半分は縦折り、下半分は横折りにして図もつけるなどすると好スタートができると思います。
・③については、配られたプリントの内容を要約して使うのが基本ですが、自分独自の視点や発想を見せられると更にアピールできると思います。
・自分独自の視点や発想のためには、関心ある社会問題について調べたり解決策を考えておくと良いと思います。(択一や記述の勉強の合間にやればOKです。)

■官庁訪問において大切なポイントは二つ
・①志望動機を突き詰めていて、その省で働きたいという本気の想いがあること
・②政策の議論に強い、もしくは素養があると認められること

・①は自己分析や説明会への参加が大切。我究や友達との議論が有効。
・省の雰囲気や大切にしているものと自分のフィット感を確かめておくと良い。
・②は政策討議課題にもつながるけど、慣れが大切。
・歴史と国際情勢は本と新聞で。特に新聞やニュースに触れて置くことは重要。
・慣れるためには様々な政策課題について議論しておくことが大切。

■どうやって政策の議論に慣れるか?
・周りに国家公務員を目指している友人がいれば議論する。いろいろなトピックでやる。自分の関心が薄い分野が特にお勧め。
・政策を議論できる環境があることが公共政策大学院の良いところ。
・でも法科大学院や大学などで、周りに公務員志望者が少ないという場合も。
・議論に場馴れしているか否かでせっかくの公務への想いを活かせないのはもったいない。

2014年7月11日金曜日

国家総合職試験(院卒者試験・行政区分・法律系)対策

以下箇条書きでざっくりと。
これから受験される方や再チャレンジする方の参考になれば幸いです!

◆総論
・行政区分全部で合格は約130人。うちロー生が約100人。公共生はロー生との競争を意識すべし
・本当になりたいのであればあきらめずに頑張って欲しい
⇒遠回りや挫折体験を大切にして欲しいし、公務に活かして欲しい
・予備校には行った方が良い。択一や記述の過去問、予想問題を入手するのが重要。

◆一次試験
・最終合格を考えると択一は専門35点、教養20点くらいを目標にすると良い
・専門はとにかく予備校の過去問集を何度も解く
⇒20回くらい同じ問題を解いても僕は良いと思う。全問題全選択肢の誤りのポイントが言えるか
・公務員六法(憲民行)を過去問解く要領で三回ほど「解く」
⇒過去問の内容を理解できていれば2カ月くらいでできると思うので、最後の追い込みで。
※上の一次対策は重めです。過去問丁寧に4回繰り返して受かる人が多数派かも。

◆その他
・休憩は自習室から生協の本屋に散歩していくようにしていた。歩きながら記述の過去問の解き方を自分に講義するようにし、本屋では法律雑誌を眺めて今年でそうな問題を予想した。
・択一については、過去問を何度も解く中で以前になんか似た問題あったなと思ったら、無視せずにその問題を探し出して、どこが違うかを一つ一つ整理して過去問に書き込んだ。面倒くさがらず自分で調べて過去問集に整理して書いた分だけ、自分の力が高まると思う。

◆二次試験
◇記述
・辰巳から出ている司法試験用の採点基準(憲行)を見ておくと良い
・宍戸先生の憲法本、事例研究行政法、国際法判例百選がおすすめ
※最初は難しいけど、ここらへんの本を勉強の初期から読んでおくのもオススメ
・記述はとにかく時間内に書ききる練習を!
※書いて手の筋肉を鍛えることが割と重要です。読みやすいナンバリングも研究すると吉。
◇人事院面接
・面接当日は何もみない。ありのままの自分を伝えることに徹する。
・志望動機は自分の苦労体験をベースにすると伝わりやすいかも。
・ここでは一発逆転を狙わずに落ち着いて臨むのが吉
※真っ直ぐに、本気で働きたい気持ちを伝える。プレゼンではなく、面接官と会話する。
◇政策課題討議
・用紙の使い方を工夫する。「速攻の政策論」「公務員受験ジャーナル」を読んでおく良い
・DIやアクセンチュアなど、コンサルの選考でGDを経験しておくと役立つ
・ポイントは建設的に議論を発展させてまとめ、自分の考えも成長させること
※普段から友達と政策の議論とかをやって場馴れしておくとよいし官庁訪問にも役立つ。

◆官庁訪問
・幅広いテーマを友人と議論しておく(サイバー犯罪、安全保障、雇用、エネルギー、宇宙etc)
⇒自分がこれまで関心のなかった分野こそ議論しておくと良い。GDでも官庁訪問でも役立つ。
・自分の志を磨く⇒「我究」はオススメ
・歴史と世界情勢を語れるようにアンテナをはっておく。
※説明会やOB訪問にも積極的に参加すると吉。省と自分のフィット感は重要。
※リンク先の本をいくつか読んでおくのも良いかも。
http://www.jinji.go.jp/kensyusyo/2011/08/post-19.htm
※色々な省庁を先入観なく見て、自分と合いそうかを感じておくことが重要。
※また、周りに省庁出身者がいない時はOB訪問をして実際の仕事とか、就活のアドバイスを聞いてくと良い。

◆行政官として
・一期一会、大局観、胆力
・ケネディースクールの博士課程進学を目指すのもあり。
・第二外国語の習得にも力を入れる。
・法律系でも経済がわかると良い。費用便益分析もできると尚良い。
※人との絆を大切にせよと多くの方からアドバイスを頂いた。

◆その他
・択一直前期は基本的に日々同じリズムで生活していたけど、二日くらい前に普段いかないお店で食事をしたりギャンブルにおける勝負の心構え的な本を読んで、脳に刺激を与えようとしてみた。身体が柔らかい方が直感が研ぎすまされるという記述を読んで寝る前にストレッチをしたり。民法が2問ほど拾えた気がする。

◆平成26年度国家総合職試験の憲法の記述試験の解答例(以下参考になれば幸いです!)
1、A案について論じる。A案については、居住地毎の投票権の平等(14条)を侵害するとの疑義が出されると想定することができる。この点につき、提案者側から、衆議院とは異なる参議院の性格に鑑みて、参議院の選挙制度によって生じた都市部と地方部のいわゆる一票の格差の問題は、ある程度許容できるものであり憲法14条に違反しないと主張することが考えられる。この点につき、私は、以下の理由から同案は憲法14条に違反すると考える。即ち、現状の選挙制度でも都市部と地方部の一票の格差の現状は違憲状態であるという判決が出されており、それは参議院選挙においても同様である。そして、本案は、同格差を現状以上に拡大させる可能性が高い。よって、本案は憲法14条から導かれる、各人の投票権の平等を侵害するものである。以上より、私は、本案は憲法14条に違反すると考える。
2、B案について論じる。本案については、男性に比べて女性を不当に優遇するものであり、男女の被選挙権の平等(憲法44条)に違反するとの疑義が提起されると考える。この点について、提案者側は、本案はいわゆるアファーマティブアクションにあたり、①目標が重要であり、②目標と手段に合理的関連性があれば、本案は憲法に違反するものではない。そして、本案は①②を満たすため憲法に違反しないと主張すると考えられる。この点につき、私は、日本は諸外国と比較しても女性議員の割合が少ないため、男女の民意をより政治に反映しやすくするようにするために、また、男女の被選挙権の平等を実現するためという本案の目標は重要であると考える(①充足)。しかし、現状において、選挙において男性と女性を比べて、女性が不利になるような社会的事情が存在することは考えにくく、また、男性に比べて女性の議員が少ないのは、そもそも選挙に立候補する女性が少ないためであると考える。なので、女性に対して立候補の魅力を伝えるための政策に政府予算をつぎ込むなどの政策であればまだしも、本案のように選挙の結果についてまで法律が介入することは、却って男性を不当に差別する結果を招くと考える。以上より、私は、本案は憲法44条に違反すると考える。
3、C案について論じる。本案については、被選挙者が被推薦者に限定されるという点が、国民の被選挙権(憲法15条)を侵害するという疑義が提起されると想定できる。この点、提案者側は、本案はあくまで参議院選挙についてのものであり、衆議院選挙については、自由な立候補が依然として認められているため、本案は憲法15条を侵害するものではないと反論すると考えられる。この点について、私は、国民の被選挙権(憲法15条)は国民主権原理(憲法前文、1条)や国民の参政権を具体化する規定であり、民主制の実現に不可欠の規定であると考える。そして、本案は国民の自由な意思による立候補を不可能にする点で、国民の被選挙権を侵害する度合いが大きく、そのことは同案が参議院選挙に限ったものであっても異なるものではないと考える。以上より、私は、本案は国民の被選挙権(憲法15条)を侵害し違憲であると解する。(以上)

※行政官一年目の生活について
http://ksi-lucky.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html
http://ksi-lucky.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html
※個人的にやった方が良いと思う政策について
http://ksi-lucky.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html

2014年6月19日木曜日

ニートになっても世界で戦う

映画、希望の国の一つのシーンが忘れられない。

原発事故が起きた村に残ることを決めた老人は、
息子夫婦にこう言い放つ。
「強いから逃げるんだよ」

この映画は、震災と原発事故に直面した、
三組のカップルを描くことで話が進む。
賛否両論のある映画のようだが、
日本の現状を考えさせられる映画でもあると思う。

少子高齢化により慢性的な財政難が続いている日本。
そこに襲った震災と原発事故。
さらに東アジア情勢の緊迫化など、
余力のない財政状況に追い打ちをかけるかのように、
日本は困難に見舞われている。

いっそのこと成長著しい中国や、
シリコンバレーあたりに移住すべきなんじゃないか。

でも、現地で会話できる語学力はあるのか?
世界で生きていけるだけの稼ぐ力や武器が自分にあるのか?
だいたい移住先で自分の権利が十分に守られるのか?

「強いから逃げられる=移住できる」
これは確かにその通りかもしれない。

ただ、
例えば戦コンでバリバリ活躍する人など一部の人だけが、
世界の好きなところで仕事ができる力を持つ社会は、
理想の社会とは言えないだろう。

IMF危機により財政破綻を経験した韓国では、
国内で失業が溢れ、昨日まで国内で働いていた人の、
少なくない人数の人々が、
アメリカなどの海外に渡ったという。

とりあえずの英会話と、
世界で役に立つ自分の武器を全ての日本人が持つこと。

国内産業の空洞化に対して必死に企業の立地を考えることも大切だが、
日本人一人一人に世界で生きる力を身に付けてもらう政策が、
これから更に重要になるのではないだろうか。

この点では、移民政策(受け入れ)に加えて、
移民政策(送り出し)について真剣に検討していくことも重要だと思う。

ただ、世界で活躍できる力を持ち、
それでも日本に留まって、一歩一歩前に進むという選択も熱い。

※フィリピンの就活事情
先日GRASPPの同窓会で、
フィリピンの元中央銀行マンと話す機会を得た。
こういうとごついおっさんを想像しそうだが、彼は20代後半。
この前銀行をやめて、これからオーストラリアで博士号の勉強をするとのこと。
彼がやりたいのは計量経済学、仕事があれば世界中どこへでも行くという。

フィリピンには彼に加えてエンジニアや会計専門家など、
いわゆる高学歴層だけでなく、そうでない人もとにかく海外で働く人が多いとか。
フィリピンのGDPの2割は海外出稼ぎからの仕送りだそうだ。
ただ、一部の人は中東諸国で単純労働者として働き、
劣悪な環境の下で亡くなってしまう人もいるとか。

彼曰く、海外で働く人が多いキーファクターは、
国内に働き口がないこと。
英語は次の要因ではないかということだった。

彼によると、海外出戻り組の活躍により、
フィリピンでも多くの人が働ける日が来るとのこと。