◆民主主義を勝ち取った国
韓国は民衆の運動によって独裁制を打破し民主制を勝ち取った国。現在でも政治運動が盛んで、大統領選ともなれば街に繰り出したり贔屓の候補のボランティアを買って出る学生は多い。
一方、学生とその親の世代の価値観の断絶は大きい。例えば、開発独裁により韓国経済の礎を創ったとして、朴正煕元大統領を評価する中年層は多いが、若年層は民主化を阻害したとして、彼に批判的な者が多い。
民主化運動が最も激しかったのはソウル大学であり、ソウル大学の裏には今も軍事警察の施設が置かれている。ソウル大学の教授からは、自分の大学の友人が民主化運動の中で死んでいった、などの話を聞くことができる。
◆ソウル大学
ソウル大学で学べば、いかに学生が社会から大切にされているかを感じることができる。森に囲まれたキャンパス、24時間運営の図書館、山の頂から街を一望できる寮など、日本にもほとんどないようなキャンパスで一年間学ぶことができたのは本当に幸せだった。
韓国人は子供を大切にする。子どもの塾や習い事などの教育にはとことんお金をかける。しかし、日本人の感覚では子供に「甘い」という気もする。例えば、飛行機機内で座席を蹴ったり窓を叩いたりして暴れる子供を厳しく注意しないということがあった。また、図書館で誰かが忘れた目覚まし時計が鳴り続けているのに誰もそれをとめようとしないなども。
韓国の人々は身内や仲間は非常に大切にするが公共やエチケットのために行動しようとする考え方は薄いのかもしれない。例えば、家族のためなら喫茶店の注文列にも平気で割り込んでくる。それは日本との違いである。双方に一長一短がある気もする。日本の場合は逆に、エチケットや世間を気にしすぎるためか、ぶっ飛んだ発想や行動、社会の創造性を自己規制する風土が強いのではないか。ただ、韓国社会から民主化当時の公共のために行動するという気概が失われつつあるとすれば、それは大きな社会的損失だろう。
◆活気と格差と弁護士集団
ソウルをあらわすキーワードの一つは活気である。カンナムや夜のホンデを訪れれば六本木や渋谷を超える猥雑性とエネルギーを見出すことができる。
しかし、もう一方のキーワードは格差である。アジア通貨危機の折、韓国のエリートの多数が職を失った。夜、タクシーを拾い、ドライバーが英語に堪能でありぎょっとしたことがある。彼は昔はライオンズクラブのメンバーで日本に社費留学した経験もあったという。
韓国の学生と教育を論じると、悲観的な意見を聞くことが多い。ソウル大学の学生には、財閥が経済を独占し、その子弟が潤沢な資金を背景に若いうちから海外の中学や高校に通うことを苦々しく思っている者も多い。ただ、結局は財閥の優位を崩すことはできないと考える者が多く、教育政策の可能性には悲観的な意見が多い。
韓国ではサムスンなど、一部の財閥系企業は国際的な競争力を持っているが中小企業が弱い。例えば、パン屋といえば財閥系列のパリスバケットで、それ以外のパン屋は潰れてしまってほとんど見つけることができない。そして学生は財閥系企業もしくは外資系企業に入社するために大学入学当初から投資サークルや戦略コンサルティングサークルに入って研鑽を積む。また、有名なサークルに入るためには、難関の入サークル試験や面接を突破しなければならない。良い大学に入るかどうかが人生に与える影響も大きく、子供の頃から学習塾や英語塾に通う。住宅と子供の教育が現代の韓国人の借金をつくる二代要因だとされている。
格差についてもうひとつ指摘できるのは都市地方間格差である。韓国のリゾートとして有名なのが済州島で、マリンスポーツや非常に美しい自然などを楽しむことができる。済州島は街の人も気立てが良く、賑わっている観光地だが、気になるのはいかがわしいお店が非常に多いということだ。都市部に産業や資金や人材が集中した結果、地方の産業は著しく衰退しているのかもしれない。済州島の市場にいくと、多数のお店があるものの、そこで売られている商品が非常に似ていることに驚かされる。
このような格差の是正を求める集団の一つが弁護士集団である。例えば韓国の民弁というNGOは、現ソウル市長のパクウォンスンを創始者に持つ団体であり、所得の低い個人がサムスンなどに対して訴訟を提起するのを支えたり、経済民主化を促進する立法を提起するなどの活動を行っている。弁護士であり、社会起業家でもあるパクウォンスンは、ソーシャルビジネスアイディアという本を執筆したり、政策をビジネスにする方法を提案していたりして興味深い。
僕の友人の一人も民弁のメンバーである。民弁の学生メンバーの中には弁護士や政治家を志す者も多く、民弁は次世代の韓国社会の可能性を感じさせる集団だ。
◆対中意識とドルフィンストラテジー
韓国に留学して思ったのは、国史はその国の人々のアイデンティティーや世界認識に強い影響を与えるということだ。
韓国の男の友人と対中認識を論じると日本人とはかなり異なっていることに驚く。日本人の学生は、過去に中国と戦って勝った歴史をもっているためか、そうやすやすとは中国に負けないという、タカ派的な気概を持つことも多いと思う。しかし、韓国人の学生が口を揃えて言うことは「中国には勝てる気がしない」ということだ。
韓国は歴史上中国からの侵略にさらされてきた国であり、その点で日中の歴史とは異なる。また、朝鮮統一という悲願を実現させるために中国に期待する韓国の学者や若いインテリは多い。
韓国人の友人と世界情勢の話をして印象深かったのは、「俺達は日本と清の権力争いで間違った方を選択した。中国と米国との間では正しい選択をしたい」という言葉である。最近、韓国では中米の間で賢い外交を行おうとするドルフィンストラテジーという考え方も提唱されているようだ。
友人達が暮らす韓国の考え方を理解しつつ、更に別の友人達が暮らす中国が責任ある大国として成長を遂げるために、日韓がどのような行動をとるべきか。このことを考え、働きかけを行うのが私達がこれから成していかなければならないことの一つだと思う。
◆日中韓の学生の大局観と緻密性の比較
ソウル大学に一年間留学し、キャンパスアジアの政策コンテストに二度出場した。その中で感じたのは、中国の学生の大局観、韓国の学生のスピード、日本の学生の緻密さである。特に中国の学生と議論すると、議論が飛んだと感じることが多い。しかし、中国の学生は常に議論のゴールは何か、本質は何かを考えていると感じる。
日本では、細かく議論を詰めることが全てであるという考え方が支配的なのではないか。しかし現実には、確かに非常に細かくみるとその点は正しいが、実際は瑣末な論点にすぎないといことは有り得る。日本の従軍慰安婦問題の狭義の強制性に関する議論がそうなっていないか、私達日本人は、大局観を意識しつつ細部を詰めるという思考方法を磨いていくべきだと思う。
そして、これができれば日本人は中国や韓国、さらに米国の学生と協力しながらリーダーシップをとることができる。このことを、二度目の政策コンテストでの優勝を通して学んだ。
◆日韓の法意識の違い
日本は一度できてしまった法は少なくともその時点での正義や社会的コンセンサスを反映するもので、後に新しい価値観によってそれを覆すことはできないと考えやすい。
一方、韓国では遡及立法も珍しくない。例えば、植民地期に日本に加担した人々の過去の土地等の取得を、訴求立法を用いて無効として没収したり、賠償を命じたりすることが今も行はれている。
竹島に関しても、韓国の学生と議論するとこの「遡及立法」を用いても「正義」を追求しようとする姿勢が見受けられる。例えば、竹島については、韓国に力がなかったために、竹島編入やサンフランシスコ条約の返還領土規定の策定の際に韓国の主張を通すことができなかった、という意見を韓国の学生から聞かされることがある。ここでは、李承晩の行動は遡及的に正義を回復する行為である。
日本人として、おかしいと思うことははっきりと主張して良いと思うが、相手の主張で一理あると思う部分には配慮を示すことも大切であると思う。例えば、サンフランシスコ条約の文言調整では、日本の交渉力や米国の情勢認識が影響した部分も大きいと思われる。
竹島に関しては、二島のうち一島を日本領とし他方を韓国領とするという提案をしたところ、韓国の学生から賛成の意見をもらったことがある。原則論に囚われず、幅広い妥結の道を探ることが、日韓の長期的な国益に沿うのではないか。
◆高田馬場・新林考試村の桃宴
高田馬場でソウル大学で出会った友人達を飲みに連れていき、新林考試村で中国のキャンパスアジアメンバー5人をマッコリ居酒屋に案内して飲む。
北朝鮮の開発をやりたい、そのためにまずは金融の道に進む。
盧武鉉元大統領のような大統領になりたい、まずは日韓の弁護士資格を取る。
格差の著しい中国の地方を発展させたい。
環境分野の学者として中国ひいては世界の環境政策をリードしたい。
中国や韓国の学生と話していると、領土問題や歴史問題はあれど、彼らは同じ北東アジアに生きる仲間だと感じる。キャンパスアジアで出会った仲間達との友情に応えるためにも、アジアの平和を守り、アジアの時代を創るために働きたい。
「行動しろ、リーダーになれ。」
韓国での出会いや想いを糧に、これからも挑戦を続けていきたい。
◆アジア主義と自由主義
清沢洌の評論を紹介した「外交評論の運命」は自由主義を支える勢力としての日本を考える上で参考になった。アジアの地域統合を進める上でも、どのような形での秩序形成を図るべきか、過去の歴史や思想に学びつつ、日本の針路を考えていきたい。
2013年6月20日木曜日
2013年3月17日日曜日
日韓の宗教と文明―Multi/Mono God Culture?
韓国の寺では祈りの歌が聞こえた。
日本の読経と異なり調べがある。
なんだかコーランに近い感じだ。
「文明の衝突はもうよんだ?」
そんな感じで韓国人の友達に話を振られ、
日韓の宗教について考えることに。
韓国の場合、人口の約3割がキリスト教を信仰している。
日本の場合、キリスト教を信仰するのは人口の約1%だ。
なぜこのような違いが生じたのだろう?
①近代化期に韓国の知識人の多くはアメリカに渡った。対して日本の知識人の多くはヨーロッパに渡った。
②現在でも、韓国でトップクラスの大学であるヨンセ大学やイファ大学はミッション系。
⇒韓国の知識人はよりキリスト教に親和的であったのではないか?
③韓国では朝鮮戦争期以降、急速にキリスト教が広まった。アメリカ政府の積極的なキリスト教布教も行われた。
⇒第二次世界大戦後、日韓ともアメリカの影響を強くうけたが、日本は神道など強い宗教があった一方で韓国にはそのような宗教がなかったのではないか?
そんな感じの話を何人かでガヤガヤやっていると、
「日本もキリスト教を受け入れていればあんなことはなかったのにね。」
って感じで韓国系アメリカ人の友達が話を振ってきた。
日本が明治期にキリスト教を受け入れていれば日本の第二次世界大戦に対する関わり方は違ったものとなったのだろうか?
それはそれで興味深いテーマだと思う。
一方で、知識を受け入れても日本古来の精神を守ろうとした日本に日本らしさみたいなものを感じた。
「アジア諸国の中でいち早く産業化を達成した日本は尊敬に値する。」
有難いお言葉を頂戴しながら思ったのは、日本の多神教の伝統だ。
日本は多神教の文化を持つから海外の文明を接受する時に過去を否定する必要が少なかった。
だから、海外の文明を受け入れる時も国内の摩擦少なくそれを受け入れることができる。
一方で、新しいものを受け入れて過去を否定するのは苦手なのではないか?
韓国では戦後処理について日独の比較がよく行われるが、
過去を現在に引き継いでいくのは日本らしさの一つだと思った。
日本の地域研究の授業で読んだ「菊と刀」によると、
日本は精神の物質に対する優位を叫んでアメリカと戦ったらしい。
物量では負けるとわかっていても、精神はそれを凌駕する。
そう信じて大敗し、多くの犠牲者や反省を遺した。
一方で、精神と物質の対比という文明批判の視線は、今にも肯定的な形で活かすことができるのではないか。
環境問題がクローズアップされている現代において、日本が持つ価値観や技術を活かしたい。
ソウル大のキャンパスアジアプログラムは熱い。
朝まで飲み明かした後に寺の見学を入れていろいろ話す。
そんな感じでプログラムを組んでくれた実行委員の友達に感謝したい。
日本の読経と異なり調べがある。
なんだかコーランに近い感じだ。
「文明の衝突はもうよんだ?」
そんな感じで韓国人の友達に話を振られ、
日韓の宗教について考えることに。
韓国の場合、人口の約3割がキリスト教を信仰している。
日本の場合、キリスト教を信仰するのは人口の約1%だ。
なぜこのような違いが生じたのだろう?
①近代化期に韓国の知識人の多くはアメリカに渡った。対して日本の知識人の多くはヨーロッパに渡った。
②現在でも、韓国でトップクラスの大学であるヨンセ大学やイファ大学はミッション系。
⇒韓国の知識人はよりキリスト教に親和的であったのではないか?
③韓国では朝鮮戦争期以降、急速にキリスト教が広まった。アメリカ政府の積極的なキリスト教布教も行われた。
⇒第二次世界大戦後、日韓ともアメリカの影響を強くうけたが、日本は神道など強い宗教があった一方で韓国にはそのような宗教がなかったのではないか?
そんな感じの話を何人かでガヤガヤやっていると、
「日本もキリスト教を受け入れていればあんなことはなかったのにね。」
って感じで韓国系アメリカ人の友達が話を振ってきた。
日本が明治期にキリスト教を受け入れていれば日本の第二次世界大戦に対する関わり方は違ったものとなったのだろうか?
それはそれで興味深いテーマだと思う。
一方で、知識を受け入れても日本古来の精神を守ろうとした日本に日本らしさみたいなものを感じた。
「アジア諸国の中でいち早く産業化を達成した日本は尊敬に値する。」
有難いお言葉を頂戴しながら思ったのは、日本の多神教の伝統だ。
日本は多神教の文化を持つから海外の文明を接受する時に過去を否定する必要が少なかった。
だから、海外の文明を受け入れる時も国内の摩擦少なくそれを受け入れることができる。
一方で、新しいものを受け入れて過去を否定するのは苦手なのではないか?
韓国では戦後処理について日独の比較がよく行われるが、
過去を現在に引き継いでいくのは日本らしさの一つだと思った。
日本の地域研究の授業で読んだ「菊と刀」によると、
日本は精神の物質に対する優位を叫んでアメリカと戦ったらしい。
物量では負けるとわかっていても、精神はそれを凌駕する。
そう信じて大敗し、多くの犠牲者や反省を遺した。
一方で、精神と物質の対比という文明批判の視線は、今にも肯定的な形で活かすことができるのではないか。
環境問題がクローズアップされている現代において、日本が持つ価値観や技術を活かしたい。
ソウル大のキャンパスアジアプログラムは熱い。
朝まで飲み明かした後に寺の見学を入れていろいろ話す。
そんな感じでプログラムを組んでくれた実行委員の友達に感謝したい。
2013年1月1日火曜日
将棋vs象棋の尖閣問題?
あっという間にソウル大学での一学期が終わり、
冬休みである。
寮の生活とは楽しいものだ。
将棋、チェス、象棋(シャンチー。中国版の将棋)、
日本から来た後輩や中国からの留学生とのバトルが熱い。
さて、将棋やチェスにはその国の軍事思想があらわれていると思う。
将棋の最大の特徴は、前線で戦略物資を調達できること。
攻めて敵のコマを取れば、そのコマを使って更なる攻撃に繋げることができる。
これが、劣勢からの逆転を可能とさせるゲームの要素で、
将棋ファンを魅了させる一つのポイントだ。
しかし、これを実戦にあてはめると、補給軽視であるとか、奇襲重視だとか、
なかなかリスキーな体質を生むことにも繋がるのではないだろうか。
尖閣問題でいう公務員の駐在は、将棋で言うと、「持ち駒の投入」にあたると思う。
硬直した状況に対処するための一手としては手堅い。
しかし同時に、外交的には更なる挑発と受け止められかねず、
「戦闘開始」のゴングともなりかねない。
対する中国。象棋ではどうか。
象棋には防御という発想が乏しい。
将棋で言う囲いの陣形もなく、
友人も言っていたが、「攻撃が最大の防御」である。
象棋をプレイしてみると、
初手から「砲」と呼ばれる敵のコマを飛び越える飛車や、
「車」と呼ばれる二つに飛車を使っての、
激しい攻め合いが行われる。
要するに、やらなければやられるという世界である。
将棋と象棋。守りの一手が先手の初手と解釈されれば、
なかなかリスキーな展開になりそうだ。
ただ、現実の世界では、
僕が接した中国の留学生たちは
基本的に大人しい子が多かったし、
実際話してみるといいヤツが多かった。
これは韓国の学生でも同じで、
儒教の影響なのか、ソウル大学で出会った中韓の学生は、
温厚で懐が大きいという印象である。
対する、僕や後輩など日本勢は武士の国なのか、
気概というか、尚武の気を尊ぶ傾向にあるように思う。
日本の指導者には勇ましい発言をする方々が多いが、
中国や韓国の指導者層が同じく尚武の気風を重視するかどうかは、
日本の状況の類推だけからは判断できない。
武士道より、儒教の影響を見るべきではないだろうか。
尖閣問題については、
先占の法理は日本の武器になると思うが、
双方の事実認識と法律論があるのが訴訟であり、
ICJに問題を持ち込んだ場合には、
敗訴のリスクも一定程度覚悟せざるを得ないだろう。
尖閣は地政学上の要所だと思う。
今実行支配しているこの地を、
ICJに持ち込むことで敗訴リスクを抱えるのは賢明な選択だろうか。
同時に、中国における日本企業の活動や日中貿易も重要である。
領土問題をこじらせて再度の大規模なデモを誘発することは、
国益に叶う選択だろうか。
実行支配した上での棚上げの意義は、もう一度見直されてよいと思う。
最後に、日中双方の未来のためには、
両国の人々が双方の立場を理解し、
穏健な判断ができるようになることが第一歩であると思う。
キャンパスアジアプログラムに参加させて頂いた学生の一人として、
微力ではあるが力を尽くしていきたい。
新華社
http://jp.xinhuanet.com/2012-09/25/c_131871899.htm
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/index.html
おまけ
象棋の遊び方
http://www2.tba.t-com.ne.jp/xinlamian/zhongguoxiangqizoufa.html
コンピュータとの象棋対戦
http://www.4399.com/flash/48747_1.htm
※最近後輩と話していて思ったこと
日本の学生に気概のようなものがあると思われるのは、部活の影響もあるのかもしれない。
海外の学生と日本の学生を比べると、語学など、弱い部分が目につくことが多いが、チームワークとか気合みたいなところは結構、日本人学生の強みなんじゃないかとも思える。中韓では部活はあまり盛んでなく、基本的に大学受験の勉強や語学の勉強中心とか。日本の部活は問題点もあるのかもしれないが、かなり重要かつ日本教育の特徴となっている部分だ。
ちなみに、韓国では兵役が、日本の部活の「代わり」として機能していると考えることもできると思う。(兵役の方が確実にハードだと思うが。)
2012年9月28日金曜日
キャンパス・アジア
Asian Law Students' Association Japanの代表をやって三年。
会則変えるぞ!とか、一年後に日中韓、二年後に全アジアの加盟国を集める国際企画を日本に誘致するぞ!
とかいいつつ、古い慣習に反発して、
200人の会員から鋭いツッコミを受けて1000個以上の質問に回答し、
一旦燃え尽きてから、三年。
再び、アジアに来ている。
ASEAN+日中韓で構成される学生団体で
オーストラリアやインドの加盟問題や誘致戦略を議論したときから、
アジアのルールメイキングを進めるためにも
日中韓の協力が本当に大切だと思っていた。
だから、自分にとって、
日中韓の政府が協力してつくった留学プログラムは
是が非でも参加したいものだった。
このプログラムの存在を知ったのは
締切の一か月前。
英語力、準備、就活、いろいろと足りないものはあったし、
実際留学して何が得られるのかという疑問もあった。
だけど、是が非でもやりたいという情熱のままに飛び出した。
ソウル大学では、
慰安婦の問題でも竹島の問題でも理性的に韓国の学生と議論し合えること
中国の学生はシャイで基本的に中国の学生同士で固まってるけど、ぶっこんでいけば仲良くなれること
インドやインドネシアの学生は日本に好意をもってくれている人が多いこと
まだ、接した人の数は限られているが、
上記のことを感じつつある。
ソウル大学の日本人は少数精鋭。
数自体は少ないが、それぞれにネットワークを築き、
授業でも積極的に貢献している学生が多いと思う。
まだ留学して一か月、
これからも走り続けていくぜ!
※留学のきっかけになった本、留学の前日に読んだ本
「この国を出よ」by柳井正・大前研一
「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」by田村耕太郎
※東大の公共政策大学院の新コース
キャンパスアジアコース。二年間で日中韓の三カ国で国際関係や経済等、公共政策の基礎を学ぶ。
Grasppの特徴は国際性。アジアに限らず、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダ、シンガポールなど、
世界各国に留学していく学生が多い。
※留学生活
中国や韓国の学生が居並ぶ中に一人で飛び込んで、靖国神社参拝、第二次世界大戦、領土問題に対する日本の立場を説明し、相手の考え方を聞くことで、度胸・見識・仲間の和を広げる。(靖国・領土 中韓の学生はどう考えるか?)
※就活と留学
自分はキャンパスアジア0期世代だけど、同期や後輩達の就活をみて思ったことをいくつか。公務員試験を目指すのは全体としては少数派。コンサルや金融機関の志望者が多い印象。個人的にはキャンパスアジア出身の公務員が増えるといいと思う。アドバイスとしては、留学前に試験に合格しておくこと。もしくは、官庁訪問と内定を経て半年間留学プログラムに参加すること。自分のように留学中に勉強する人はWEBが充実している予備校を活用すると共に、OBなどで自分の相談にのってくれる人を確保すると良いと思う。東大のキャンパスアジアコースはOBと現役の交流を強化しようとしている流れがあるので後輩の方はその点ご安心を。文系大学院の就活はそんなに甘くはないと思うので、キャンパスアジアに関わらず院で留学する人は早くから進路を意識して情報集や各種準備を進めておいた方が良いと思います。
会則変えるぞ!とか、一年後に日中韓、二年後に全アジアの加盟国を集める国際企画を日本に誘致するぞ!
とかいいつつ、古い慣習に反発して、
200人の会員から鋭いツッコミを受けて1000個以上の質問に回答し、
一旦燃え尽きてから、三年。
再び、アジアに来ている。
ASEAN+日中韓で構成される学生団体で
オーストラリアやインドの加盟問題や誘致戦略を議論したときから、
アジアのルールメイキングを進めるためにも
日中韓の協力が本当に大切だと思っていた。
だから、自分にとって、
日中韓の政府が協力してつくった留学プログラムは
是が非でも参加したいものだった。
このプログラムの存在を知ったのは
締切の一か月前。
英語力、準備、就活、いろいろと足りないものはあったし、
実際留学して何が得られるのかという疑問もあった。
だけど、是が非でもやりたいという情熱のままに飛び出した。
ソウル大学では、
慰安婦の問題でも竹島の問題でも理性的に韓国の学生と議論し合えること
中国の学生はシャイで基本的に中国の学生同士で固まってるけど、ぶっこんでいけば仲良くなれること
インドやインドネシアの学生は日本に好意をもってくれている人が多いこと
まだ、接した人の数は限られているが、
上記のことを感じつつある。
ソウル大学の日本人は少数精鋭。
数自体は少ないが、それぞれにネットワークを築き、
授業でも積極的に貢献している学生が多いと思う。
まだ留学して一か月、
これからも走り続けていくぜ!
※留学のきっかけになった本、留学の前日に読んだ本
「この国を出よ」by柳井正・大前研一
「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」by田村耕太郎
※東大の公共政策大学院の新コース
キャンパスアジアコース。二年間で日中韓の三カ国で国際関係や経済等、公共政策の基礎を学ぶ。
Grasppの特徴は国際性。アジアに限らず、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダ、シンガポールなど、
世界各国に留学していく学生が多い。
※留学生活
中国や韓国の学生が居並ぶ中に一人で飛び込んで、靖国神社参拝、第二次世界大戦、領土問題に対する日本の立場を説明し、相手の考え方を聞くことで、度胸・見識・仲間の和を広げる。(靖国・領土 中韓の学生はどう考えるか?)
※就活と留学
自分はキャンパスアジア0期世代だけど、同期や後輩達の就活をみて思ったことをいくつか。公務員試験を目指すのは全体としては少数派。コンサルや金融機関の志望者が多い印象。個人的にはキャンパスアジア出身の公務員が増えるといいと思う。アドバイスとしては、留学前に試験に合格しておくこと。もしくは、官庁訪問と内定を経て半年間留学プログラムに参加すること。自分のように留学中に勉強する人はWEBが充実している予備校を活用すると共に、OBなどで自分の相談にのってくれる人を確保すると良いと思う。東大のキャンパスアジアコースはOBと現役の交流を強化しようとしている流れがあるので後輩の方はその点ご安心を。文系大学院の就活はそんなに甘くはないと思うので、キャンパスアジアに関わらず院で留学する人は早くから進路を意識して情報集や各種準備を進めておいた方が良いと思います。
2012年9月23日日曜日
Korea for studying place
韓国に留学していて、いいなと思ったことが何点かある。
◆まずキャンパス。
韓国の大学は基本的に一つの山全部が学校の敷地で校内に、
寮やジムやカフェが設置されている。
24時間オープンの図書館・パソコンルームやジムも多く、
勉強とスポーツに打ち込むにはかなり良い環境だ。
◆次に大学間のネットワーク。
韓国では出張授業が普通に行われている。
これは、カリキュラムの一環として他大学の教授が教室に来たり、
他大学の授業に顔を出して勉強する機会が組み込まれているということだ。
日本で言えば普通は東大で授業を受けていても、
トピックによっては早稲田や慶応の先生に教わる機会があるといった感じ。
教授の専門によって強いところ、弱いところがあるはずなので、
このように学校をまたいだ授業が普通に行われることは、
特定の学問について高いレベルで体系的な理解を得る点で非常に有益だと思う。
◆そしてグローバルネットワーク
僕が通っている大学院の性格が影響するのかもしれないが、
ソウル大学には外国人が多い。
インド、ドイツ、フランス、スペイン、チェコ、ネパール、モンゴル、ベトナム、キューバなど、
キャンパスは世界各国から集まった学友で溢れている。
日本にいる時はあまり接することのなかった国の人達と、
その国の言葉や歴史について話すのは本当に楽しいし、
自分の視野が広がるのを感じる。
人のベーシックな部分は共通していると思う。
国や習慣に関わらず、自然と友人達やその母国の幸せを願えるようになっているのを感じる。
さらに、世界各国の大使や学者が頻繁に校舎を訪れて講演してくれるのも有難い。
ハーバード出身のエクアドルの女性政治家が生物の多様性を保全するための国際基金について演説した時は、
国に関わらず優秀で情熱を持った人がいるということを強く印象づけられた。
これからももっと時間を有効に使っていろんなことを最大限吸収していきたい!
※1
少しづれるけど、韓国の学生は新聞は二紙以上読むらしい。
新聞によって右派、左派の片寄りが激しいので、
中央日報(右派)とハンギョレ(左派)とかを読んだあとで
自分の考えを固めるのだとか。
テレビの報道は比較的中立的だという意見もあった。
※2
あと、韓国では学生がデモに参加する風潮が強い。
朴vs文候補の大統領選の時も多くの学生が広場で政治活動をやっていてパワーを感じた。
逆に、中国では将来のことを考えてデモに参加する学生自体は少ないということだ。
同世代の中韓の学生とフランクにつっこんで話すことで、
ニュースだけでは見えてこないものを実感できている気がする。
※3
pm11:30。勉強を終えて中央図書館を出ると大気を震わす爆音とテクノサウンドが。
普段は何もない原っぱがゲリラ的に屋外クラブに変身。
これ以外にも、音楽祭とかが突如開催されたりもする。
ソウル大学熱い。
あんまり関係ないけど、相対性理論「LOVEずっきゅん」。9月のGSISの雰囲気にフィットしてると思う。
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