2015年9月23日水曜日

ヨンナムドン

 ソウルの新しい名所としてヨンナムドンがある。ここは、パク・ウォンスンソウル市長の肝入りでできた場所ということで、ホンデに隣接した地区にある。ちなみにホンデは韓国の渋谷といった感じの街で、芸術大学やクラブや雑貨店などがいろいろとあるエネルギッシュな街だ。

 ヨンナムドンはホンデの外れの薄暗い市街地を抜けたところにある。中心が小さな公園となっていて芝生の道があり、その周囲に石畳のイスやベンチがあり、かつ、その場所をレストランやバーが囲んでいる。ヨンナムドンの入り口には輸入ビールやワインを揃えた店があって、ビールをのみながらあたりを散策することができる。

 中央の公園にはシートをもってきて月見をやっているグループや、家族づれ、カップルがいたりする。周囲のレストランやバーも基本的にオープンな構造でスタイリッシュなところが多い。また、ベリーダンンス教室でもあるのか、独特の衣装を身に付けたグループが行き来したりもする。

 ヨンナムドンをこえると中華街と旧市街地に入る。中華街は、台湾系なのか、台湾を冠したお店が多い。また、旧市街は迷路のように入り組んでいるけど、ところどころにバルや小物屋があったりする。その区域を抜けたところにヨンセ大学があり、あたりには学生も多い。

 ソウルの街を歩くと活気があると思う。ソウルだけでなく、ソウルに隣接する仁川にもいろいろと賑やかな場所がある。仁川のソンドには環境投資を行う国際機関(GCF)のアジア支部もあり、海辺の地区で高級マンションやホテル、アウトレットの開発が進められている。ジュアンもなぜ人が多いのかはよくわからないけど、酒場とかホテルとかが密集した歓楽街があったりする。

 ソウルは東京から2時間半ほど。個人的にはLCCの便がもっと増えて、より安価にいける体制が整備されればよいと思う。