2012年2月6日月曜日

stranger than paradise by Jim Jarmusch

博打、タバコ、酒
劇中一貫して描かれる退屈。

ニューヨークを飛び出した主人公たちは、
新天地フロリダでも同じことを繰り返す。

ありあまる時間。
誰もいないモーテル、誰もいない砂浜。

どこにでも開かれた閉塞。
自由の周りにある空漠。

そこに描かれているのは受けての日常だ。
閉塞感―

そんな心を晴らすのがラストシーン。

次の便はブタペスト。
明日の便はパリ、マドリード。

ここは楽園なのかもしれない。
でも、本当はどこへだって行ける。

stranger than paradaise,
そんな明日に向かって踏み出したい。

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